3種のスポーツマスクをしながらバドミントンをしてみました。
それぞれのマスクの特徴と、バドミントンをしたときのプレイへの影響などをレビューします。
スポーツマスクの特徴をご存じない方はまず、こちらの記事をご覧ください。
MIZUNO MOUTH COVER
ミズノマウスカバー。一般には「ミズノマスク」と呼ばれていますが、「マウスカバー」が正式名称となります。
長らく抽選販売のみでしたが、現在は通常購入が可能。
2020年一回目の緊急事態宣言が解除された5月、数量限定で発売され、2万枚が即完売となり話題となったミズノマスク。
その後は抽選で当選し権利を得ないと購入ができない時期が続きました。
2021年の3月現在は、ネットショップで在庫が確認できるようになりました。
バリエーションが豊富になりました。
この一年間でミズノマウスカバーのバリエーションが豊富になり、以下のようにデザインを選ぶ楽しみもできました。
素材と特徴
スポーツ用品メーカー「MIZUNO」で取り扱っている水着の素材を使用しています。
そのため「通気性」「速乾性」「耐久性」「伸縮性」という水着の持つ4つの特徴を持っています。
レビュー
外観・デザイン
ミズノマウスカバーの表地は水着素材のため、光沢があります。縦幅があり、顎まで覆うことができるデザインになっています。触ると、まったくコシがないと言っていいくらい柔らかく、耳が痛くなるようなことは無さそうです。
しかし、あまりにコシが無さ過ぎて「息を吸う」「息を吐く」ときに、マスクがペコペコ動きます。
通気性
不織布マスクや、カジュアルマスクと比較して、通気性は非常に良いです。
匂い
水着の素材なのか、ゴムのような匂いを感じます。
筆者は大丈夫でしたが、もしかしたら気分が悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。
バドミントンをプレイ
ハードな試合を21点マッチで2セット実施しました。
マスクなしと比較すると、息苦しさは多少感じますが、問題なくプレーできました。
やはり通気はカジュアルマスクとは大きな差があります。
試合後、ベタベタになったマスクが気になりました。速乾性が売りのマスクではありますが、1時間以内に渇くことはなさそうなので、替えのマスクは欲しくなると思います。
匂いの対策がされたモデル
ハイドロ銀チタンマウスカバー
デメリットだった匂いへの対策された商品が登場しました。
また中央部のステッチが補強され、従来よりも呼吸のときにペコペコすることは少なそうです。
ミズノマウスカバー 公式サイトはこちらから表当て布にハイドロ銀チタン素材を採用しています。
「抗菌防臭」効果により、菌の増殖を制御し、嫌な臭いを抑制をして快適
ミズノ公式オンライン・マウスカバー専用サイト (mizuno.jp)
Loopa
16種類のカラーバリエーションを持つスポーツマスク
なんと16種類ものカラバリを持つLoopaのマスク。長らくMIZUNO製が入手困難だったため、入手性が比較的良かったLoopaのマスクは人気が出ました。
素材と特徴
MIZUNOと同じく水着の素材を使用しています。
特徴も似ているのですが、大きく異なるのが立体構造であること。
呼吸の際にマスクが動かず、通気性を向上させています。
レビュー
外観・デザイン
Loopaの良い所は、無地であること。シンプルなため飽きにくいです。
個人的な見解ですが、立体構造のため形が崩れにくく、装着したときの印象はMIZUNOより上です。
通気性
「ミズノ製と同じくらい」という口コミもありますが、私が使用した限りでは、
loopaは、素材で通気性を上げるよりも、中央の部分をとても強い作りにすることで、口回りの空間を保ち、通気性を上げているようです。(色んな隙間から空気が入ってくる)
一方で、気圧の関係で息を「吸う」のは楽でも、「吐く」ときには押し出す力が少し必要です。(風船のイメージ)
ミズノの8~9割掛けくらいの通気性能だと思います。
匂い
水着素材のため、やはり匂いが気になりました。
MIZUNO製と比較しても、特に匂いは気になりましたので、注意が必要です。
バドミントンをプレイ
こちらもハードな試合を21点マッチで2セット実施しました。
MIZUNO製と同じく、問題なくプレーできました。たくさん試合を重ねると差が出るかもしれませんが、2セット程度では、同じくらいの印象を受けました。
このマスクも試合後に、ベタベタになってしまうのは同じですので、替えのマスクは持っておきたいところです。
YONEX FACE MASK
バドミントンメーカーのスポーツマスク
バドミントンのトップメーカーのスポーツマスクです。入手難易度は非常に高く、MIZUNO製を上回るほどでした。
こちらも現在、ようやくネットショップでの在庫が確認できるようになり、購入することができます。
素材と特徴
ヨネックスのマスクは、植物由来キシリトールを生地に配合した涼感素材「ベリークール」を採用しています。
ん?ベリークール?聞き覚えがあると思ったら、ヨネックスのドライシャツで良く使われている素材です。
バドミントンプレイヤーは、ヨネックスのドライシャツに馴染みがある方が多いと思いますので、イメージがしやすいと思います。
レビュー
外観・デザイン
YONEXのマスクは、スポーツマスクなのにワイヤーが入っていて形が崩れにくいです。
また紐の長さを調整可能なのですが、この部分がちょっとオシャレ。
YONEXのロゴも気になる大きさではないため、デザイン性は非常に良いと思います。
バドミントンのバイアスが掛かってるかもしれませんが、
YONEXのマスクはカッコいいです!!
YONEXのだけは、普段バドやってないときも着けとるもんね!
通気性
YONEXは水着素材を使用していないので、通気性は心配がありましたが、いい意味で裏切られました。
ワイヤーの入った立体構造により通気性は確保され、ベリークール自体も通気性が高いので、さすがスポーツマスクという印象でした。
しかし、MIZUNO製と比較すると多少は劣ると思われます。
匂い
水着素材でないため、最も期待をしていたところです。
結果は、
なぜかは分かりませんが、上記のような結果でした。
しかし、水着素材の2メーカよりは匂いがはるかに少ないのは確かです。
バドミントンをプレイ
こちらもハードな試合を21点マッチで2セット実施しました。
結果も同じく、問題なくプレー可能です。やはり差はもっと試合を重ねたときになりそうです。
※とはいえマスクなしと比較すれば、息苦しさを感じますので、過信は禁物です。
YONEXのマスクも試合後に、ベタベタになってしまうのは同じでした。スポーツをする以上、仕方ないのかもしれません。
まとめ
各スポーツマスクを購入して使用してみました。
どのスポーツマスクも名前負けしない通気性を有しており、
ある程度ハードにバドミントンを行っても、問題ないレベルではあります。
少しずつ特徴が異なりますので、ご自身に合った選択をしてください。
またくれぐれも、酸欠や熱中症にお気を付けください。