バドミントンサークルを運営すると、たくさんのシャトルを管理することになります。
ご存じの方も、あらためてシャトルの選び方・管理の注意点をおさらいしておきましょう。
季節によってシャトルは飛ぶ距離が変わります。
温度で空気の抵抗が変わる。
物理のお話になってしまうと難しくなってしまうので、簡単に言うと
温かい空気は軽いので抵抗が少ない
冷たい空気は重いので抵抗が大きい
この違いで、夏は物が飛びやすく、冬は物が飛びやすいのです。
さて、あえて『物』と書いたのは、
何もバドミントンのシャトルに限った話ではなく、全ての競技に共通することだからです。
バドミントンは落下点の位置が重要なスポーツ
バドミントンは、コートのどこにシャトルを落とすか考えて行うスポーツですので、シャトルの飛びやすさは試合結果に直結します。
ちなみに同じように、季節ごとの飛びを意識するスポーツは『ゴルフ』です。
どの季節でも飛距離が変わらないようにシャトルを選ぶ
季節ごとに試合の結果が変わってしまうと困るので、
バドミントンでは、シャトルの使用適正温度が決まっており、
番号で分けられています。
この番号をスピード番号と言います。
スピード番号 | 使用適正温度 |
---|---|
1番 | 33℃~ |
2番 | 27~33℃ |
3番 | 22~28℃ |
4番 | 17~23℃ |
5番 | 12~18℃ |
6番 | 7~13℃ |
シャトルの見た目は、スピード番号では変わりません。
では何が違うかと言うと、重さです。
重いシャトルの方がより空気を貫いていけるので、より遠くへ飛ばすことができます。
番号を間違えると、どのくらい影響があるか。
1つ番号が違うと、ハイクリアを打った時に飛距離が20cm~30cm変化すると言われています。
20cm~30cmの差は大きいですよね!!
標高でも飛びは変わる。
理由は温度の時と同じです。
標高が高くなると、空気が薄くなってシャトルが飛びやすくなります。
標高が低くなると、空気が濃くなってシャトルが飛びにくくなります。
シャトルの保管方法
変形・カビ・乾燥の3つから守る
変形させない
シャトルが変形してしまう何が起きるか。
- 重心がズレると、真っ直ぐ飛ばなくなってしまいます。
- 羽根が開くと、飛ぶ距離が落ちてしまいます。
コルクを下側に向けて保管することで、変形を防ぐことができます。
夏場はカビに注意
高温多湿の夏が来る日本は、カビの懸念があります。
だからといって乾燥材を入れておくのはNG!!
シャトルは乾燥に弱いです。
入れておくのなら防湿庫ですが、上記のように姿勢を保ったままシャトルを保管できる防湿庫は非常に高価ですので、
現実的ではありません。
現実的な対策としては、
カビの胞子を付着させない=きちんと蓋をしておく
冬場の乾燥はとてもつらい。
シャトルは乾燥に非常に弱いです。
乾燥すると、羽根の部分の靭性(じんせい)が落ちてしまいます。
冬になると簡単に羽根が折れるようになり、感覚的な話ですが、耐久性は最大で50%は落ちます。
クラブ・サークル運営としては『真冬は鬼門』です。
一般的な対策は、
時間が経てば経つほど乾燥が進んでいくため
こまめに購入して、購入したらすぐに使う
となります。
でも、買ってきたシャトルがいつ作られたものか分からないやん?
そう!もしかすると1年前に製造されたものかもしれないよね。
こればっかりは分からない。
購入者は流通量が多いお店を選んだりするしかないんだ。
しかし、日本国内で購入できるアイテムの中に、シャトルの乾燥対策を行えるものがあります。
バドつくおススメのアイテムの1つですので、ぜひ下記リンクを参照ください。