バドミントンは体育館を借りて活動をしなければなりません。
この記事では体育館を利用する際のマナーとして、サークル・クラブの運営者は必ず把握しておきたい『シューズの種類について』説明します。
チームの運営者が必ず把握しておきたいこと
体育館用シューズかそれ以外か
運営者はバドミントンの活動参加者が、きちんと体育館用のシューズを持参しているか、履いているかを確認しましょう。
バドミントン用シューズかどうかではありません。バスケット用でもバレー用でもフットサル用でも構いません。
体育館用シューズ以外を履くとどうなるのか
ズバリ、体育館が汚れます。
シューズの多くは底面がラバーで出来ており、止まるという動作をしっかりと行ったり、クッション性を持たせて足への負担を軽減したりしています。
しかし、バドミントンのような急なステップや止まる動作があるスポーツでは、そのラバーが体育館のフローリングに付着してしまいます。
この付着汚れのことを『ヒールマーク』と言います。
ヒールマークは付着直後は比較的落としやすい状態ですが、時間が経つにつれて落としにくくなります。
そのため、ヒールマークを除去するための専門の業者が存在するくらいです。
体育館用のシューズは「ヒールマーク」が床に付着しにくい対策がなされています。
そのため、体育館用のシューズであることが大切なのです。
厳しいチェックが入る体育館もある
筆者は、京浜エリアの公共体育館の管理側から確認を受けた経験が2回あります。
そのうち1つは、活動後に汚れを体育館の管理者と一緒にフロアを見渡し、
ヒールマークがあれば、バケツに水を入れ、雑巾で汚れが落ちるまで拭きとりました。
体育館もヒールマークの除去にコストを掛ける訳にはいかないのです。
体育館用シューズの見分け方
体育館用シューズの見分け方は大きく2つあります。
1.シューズの底のラバーが「飴色」であるか。
2010年代までは下の写真のように飴色のラバーを採用して、ヒールマーク対策をしているシューズがほとんどでした。
シューズの底を見て飴色であるれば、体育館用シューズでほぼ間違いないでしょう。
2.シューズの底のラバーに「NON-MARKING」の表記があるか。
現在は、技術の進歩により飴色でないラバーソールの体育館シューズが数多く販売されるようになりました。
例えば、YONEX、MIZUNOのシューズの裏側には下の写真のように「NON-MARKING.」の表記があるので、『マーキングされない=体育館シューズ』であることを確認できます。
例外もあります。
バスケットシューズを販売しているNikeなどは、多くは「NON-MARKING.」の表記がありますが、
表記がなく、WEB上ではNON-MARKING.対応とされているものも確認できています。
1.2.の両方該当しなくても、WEBで確認すれば、体育館シューズである場合もあるので注意しましょう。
チームの運営者がチームメイトにするべきこと
事前に伝えておくことが大切
活動当日に確認して、もし体育館シューズでないことが分かった場合、そのメンバーは活動に参加できません。これを防ぐために、バドミントン活動の前にアナウンスする必要があります。
メンバー募集時に伝える
新しいメンバーが参加を決めたときや、初めて活動に参加する際に注意点として伝えておけば、その後トラブルになることは少ないでしょう。
ホームページなどで掲載
参加を申し込む際には、すでにシューズを購入しているかもしれません。その前に知らせるためには、募集ページに掲載するのも効果的です。筆者のサークルでは、以下のように掲載しています。
まとめ
ヒールマークの認知度はまだ低く、多くの体育館管理者を悩ませています。バドミントンクラブやサークルの運営者は、この問題をしっかり認識し、体育館が汚れるのを防ぐための対策を講じましょう。