チームの象徴ロゴを作りたい場合、
ロゴを何に使用するかによって注意するポイントも生まれてきます。
このページの内容をひと通り確認して、ぜひお気に入りのロゴを作成してください。
チームロゴ作成のとき、後悔しないための注意点
ロゴデザインするときの注意点
- バドミントンの要素を入れすぎていないか。
- 色の使い過ぎやグラデーションを利用していないか。
上記に気をつけてください。
ロゴを何に使用しますか?
あなたはチームロゴを作成したときに、どう活用しようと考えていますか?
- ホームページなどに掲載したい
- ユニフォームなどのグッズを作成したい
など、いろいろな用途がありますね。
このページの注意点は、ロゴ入りチームウエアを作成して大会に出場する場合のものです。
①バドミントンの要素を入れすぎていないか。
バドミントンチームのロゴなんだから、当然バドミントンの要素入るでしょ???
こう思う方は多いと思います。
要素が入ることは良いのですが、
全面に押し出したいのは『チームの特徴やアイデンティティー』です。
TOYOTAの車のロゴが、車だったら。。。
もしもTOYOTAの車のエンブレムが『リアルな車の形』だったら、、、何か違和感がありませんか?
車なのは分かってますよ。。。
HONDAやNISSANの車ではなくTOYOTAの車であることを伝えたいので、車であることを伝えたいワケではないですよね?
バドミントンの大会でも同じことが起こります。
もしもバドミントンの大会に参加して、ユニフォームに『リアルなシャトルのマークだけ』だったら、ちょっと素人っぽい印象になります。
それは、周りのチームも全てバドミントン活動を行っているから。
バドミントンチームであることが前提だからです。
なので、大会に参加するかどうかは、ロゴ作成の方向性を左右します。
数あるスポーツの中からバドミントンを選んで欲しいならアリ。
たとえば部活動や初心者サークルなど、複数のスポーツを選べる状況で、あえてバドミントンを選んでもらうようなチームの場合は、ほとんどバドミントンの要素でも問題ありません。
バドミントン自体がチームの特徴でありアイデンティティーになるので、違和感がなくなります。
チームのホームページに掲載するだけであれば、同様にあまり違和感は持たれないでしょう。
どうすればよいかを解説します
①エッセンスとしてバドミントンを加える。
以下は、バドミントンSJリーグのACT SAIKYOのチームロゴです。
主張しないところに、バドミントンのエッセンスが含まれています。
②バドミントン要素をデフォルメする。
バドミントンの要素をデフォルメして、『一瞬、何を表してる?』と思わせるようなものや『複数の意味を持っているもの』であれば、何にでも利用できる万能なロゴになります。
下は、バドミントンSJリーグの再春館製薬所と日本ユニシスのロゴです。
モチーフはシャトルですが、分かりますか??
③バドミントンの要素を入れない。
バドミントンSJリーグのトナミ運輸と日立情報通信エンジニアリングのロゴです。
バドミントンの要素はありません。”Badminton Club”などの文字でも十分にバドミントンを表現できます。
バドミントンチームのロゴを作成するときに、バドミントンの要素が必須だと思って悩まれている方も多いと思います。
でもそうではなくて、あなたのチームの特徴的な部分を強調したロゴにしてあげた方が、チームを象徴するものが作成できるはずです。
②色の使い過ぎやグラデーションには要注意。
これはホームページに掲載するのであれば、まったく問題ない注意点です。
では、なぜこのような注意点があるかというと、
条件次第ではユニフォームが作成できない恐れがあります。
シャツへの印刷には大きく分けて2タイプある。
①シルク印刷
1色ごとに版を作成して印刷します。耐久性が高く、30~40枚以上作成すると割安になります。
②インクジェット
インクを生地に染み込ませて印刷します。フルカラーやグラデーションにも対応し、少数のときには安いです。
これを見る限りは②インクジェットを選択すればよいのでは?と思うでしょう。
しかし、スポーツウエアの生地に選ばれるのは速乾性のあるドライシャツです。
実はドライ生地の場合、
インクジェットと相性が悪く、そもそも印刷が難しかったり、汗や擦れで印刷が落ちやすくなってしまいます。
従って、作成メーカーにお願いすると、シルク印刷をおススメされる場合が多いです。
シルク印刷には版の作成が必要
シルク印刷のイメージは美術で習った『版画』です。
そのため、色の違うところすべてに版を作成する必要があります。
この版は、1枚あたり5,000円~10,000円かかります。
もし5色も6色も使っていれば、それだけで何万円の出費になってしまうでしょう。
またグラデーションは印刷できません。
プロのユニフォームはもっと違う生地や、作成方法を選んでいます。
もしも、すでにグラデーションや多色でロゴを作ってしまった!!
という方でも、あきらめずに印刷メーカーさんと相談しましょう!!
まとめ
あなた自身が、ロゴをデザインする場合も、誰かにロゴデザインを依頼する場合も、
もし、ロゴ入りのチームウエアを作成して大会に出場するのであれば、この2つに注意してください。
ロゴデザインするときの注意点
- バドミントンの要素を入れすぎていないか。
- 色の使い過ぎやグラデーションを利用していないか。
上記2点を頭に入れておけば、どんな事にも対応できる息の長いロゴになるでしょう。