スポーツチーム運営するなら知っておきたい「季節ごとの特徴」

季節ごとの特徴
こんな内容の記事です。

この記事は、長年スポーツチームを運営している人には肌感覚では理解している「季節ごとの人の動き」を数値を使って説明します。

もし、あなたがチーム運営初心者であれば、有料級の情報になるでしょう。

さわれる目次

季節ごとの人の動きを把握しよう。

在籍メンバーの参加においても、新規メンバー募集においても、「季節によって人の動きは全く異なる」ということをご存知でしょうか。

もしご存知でない場合は、この記事で把握をしておきましょう。

この知識があるだけで、数ヵ月先の活動の計画・見通しを立てることができるようになります。

温かいと活発に、寒いと不活発になる。

大原則として、

人は気温が高いと活発になり、低くなると不活発になります。

ぺつこ

そんなこと、ぺつこも知っとるよ。

としかず

よしよし。じゃあどれだけ大きな影響があるのか具体的に見てみよう。

LINE公式アカウントの登録者推移

次のグラフは、筆者が運営しているバドミントンサークルのメンバー募集用”LINE公式アカウント”の登録者の推移です。

補足説明

筆者が運営しているバドミントンサークルは、常にメンバーを募集しているわけではなく、加入希望者はWEBサイトに掲載される”LINE公式アカウント”に登録して頂きます。
メンバーに欠員が発生した場合、LINE公式アカウントに呼びかけ、新規メンバー応募を受け付けます。

従って、
LINE公式アカウントの登録者数=その時期に加入を希望した人数
となります。

グラフの数値の推移から、どの時期に新規メンバー加入希望が多いのか、少ないのかが分かります。

季節ごとの登録人数
横軸は月/縦軸は人数
ぺつこ

年間登録人数270人…

としかず

部員は85人くらいです…
なかなか案内できず、申し訳ない…

競技バドミントン
地域神奈川県北部
年齢層20代から30代
レベル初心者・初級者のチーム/中級者のチーム
活動曜日土日のチーム/平日のチーム
条件となる筆者のチーム概要

冬と夏で約4倍も差がある。

登録人数が最低となったのは、2月で10人です。

一方、最高となったのは7月で38人です。

その差は3.8倍。いかに気温が高い方が人は行動的になるかが分かります。

ぺつこ

7月だけで1チーム作れますね。

『4~10月』がオンシーズン、『11~3月』がオフシーズンとなる傾向があります。

四半期ごとに、山が確認できる。

しかしながら、登録人数は気温との比例関係ではありません。

周期的に山が確認できます。

季節ごとの登録人数と4回の頂点

具体的には、1月、4月、7月、10月にピークが確認できます。

この4半期の節目は、始まりの時期であり、社会人であれば転勤の時期にもなり、

”新しく何かを始めたい”という動機が生まれやすい月になります。

特に4月は新年度の始まりと、春が重なり、一気に需要が高まるのを運営していれば感じることができるでしょう。

としかず

12月と2月は閑古鳥が鳴いているような場合でも、1月は希望者がいるというのは、毎年恒例です。

計画を立てよう

チームを立ち上げる時期

新チーム立上げに失敗してしまう大きな要因の1つは、”メンバーが集まらない”になります。

たとえば12月に立上げを行ってしまうと、需要が少なく、失敗要因になりかねません。

しかし、4月になったら人が来るぞ! という情報を持っていたら、おそらく挫折することはないでしょう。

心得ておくべきは、立ち上げる時期ではなく、需要が高まる時期まで継続することです。

新規メンバーを募集する時期

チームコンセプトにもよりますが、

本来、上手くいっているチームは、あまり新規メンバーを募集する必要はありません。

それでも一般的に徐々にメンバーが減っていくとは思いますので、おすすめの募集タイミングを紹介します。

季節の節目は、別れ(退会)の時期でもある。

1月、4月、7月、10月に関して、先ほど以下のように説明しました。

この4半期の節目は、始まりの時期であり、社会人であれば転勤も発生しやすく、

”新しく何かを始めたい”という動機が生まれやすい月になります。

逆に言うと、メンバーがチームから離れる可能性の高い時期でもあります。

欠員が出た場合にすぐに埋め合わせができるという点から、上記4カ月に募集を行うと良いでしょう。

同期がいることは継続力になる。

すべての方に当てはまるわけではありませんが、同時期に加入された方、いわゆる同期がいる場合には、相談が出来たり、その存在そのものが継続する意味を持っていたりします。

募集する側としては、同時にメンバーを加入させてあげる心遣いがあると、加入後も継続しやすい状況を作ることができるでしょう。

そのためには、人が集まりやすいオンシーズン『4月~10月』に募集を行う必要があります。

最後は自分のクラブで解析しましょう。

この記事で紹介したデータは、毎年同じような傾向が確認できますが、あくまで筆者が運営するクラブのものです。

『地域』『年齢層』『活動日』『活動内容』などが異なれば、傾向も変わってくるでしょう。

例えば筆者はバドミントンのクラブを運営していますが、屋外スポーツのチームであれば、大きく異なる顔つきのグラフとなるはずです。

自身でこういった分析を行い、正しい情報を得ることが、運営では何よりも大切なことなのです。

季節ごとの特徴

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